自転車で沖縄への旅

出発まで少し時間があるから

ちょっと世界一周から脱線

２６才の時だったかな

2ヶ月くらいかけて福島県から沖縄までチャリで旅した時の話

そのころ居酒屋で仕事を始めたんだけど

１ヶ月くらいでどーしても居酒屋で働くのがつまんなくなっちゃって

なんか楽しい事ないかなーって思ってた時に

寝る前の布団の中ででひらめいたの

チャリで沖縄までいこう！って

お金が持てば日本一周しちゃおう！って

この理由なら居酒屋の店長も辞めさせてくれるだろうと思って、次の日に店長に

自転車で沖縄まで旅してくるんで辞めさせて下さい！

って伝えたの

そしたら

なに言ってんだお前？ふざけんな！

ってめっちゃ怒られた。当たり前だよね

そんな店長も｢次の人が見つかるまであと１ヶ月だけ働いてくれ｣

って言って快く？辞めさせてくれたし

｢気をつけてな｣なんて言って交通安全のお守りまでくれた

仕事中はめっちゃ怖かったけど、心の中は優しい人だった

無事仕事も辞めれたし、とりあえず自転車買わなきゃ！

沖縄までいくんだからちょっといい自転車がほしい

そして近所のチャリ屋さんで５万円くらいの買って

寝袋、テント、着替え、チャリに付けるバックとか

ネットで調べながら揃えたら…

いよいよ出発！

出発して１時間もすると…

しんどー！

重い荷物付けたチャリはなかなか進まないし

歩道は段差があって走りづらいから車道走るんだけど

車が自分のスレスレをビュンビュンで怖いし

上り坂とかもうホント勘弁してほしい

もう出発しちゃったし…

友達にもチャリで沖縄までいくって言ってきちゃったし…

後にはもう戻れない

それからは楽しもうって腹くくって

こんな感じでテントはって野宿しながら

どうしても疲れた時はホテルに泊まったり

途中仲良くなったメキシコ人と酒を飲んだり

オレ若い！日焼け！

そして無事に沖縄までいく事ができた

せっかくだから日本最南端の島、波照間島までいって

波照間島の夕日に感動してた

だいぶ簡単に書いちゃったけど、目標達成！

帰りは佐川急便に自転車を自宅まで運んでもらって

自分はちょっと寄り道して

福岡県博多の中洲で豪遊してから新幹線で帰りましたとさ

旅中は東日本大震災の翌年だったこともあって、福島から来たの？大変だったねってたくさん言われたよ

でも福島の人が旅してるなんて復興に向かってるのかな！なんても言われた

悲劇のヒロインになんてなりたくない

前を向いて精一杯人生を楽しむしかないんじゃないかな

震災の時、仕事で広島県にいてリアルな揺れを知らない俺には

偉そうな事言える立場じゃないけどね

自転車で沖縄への旅

しんどいからもう２度と行かない！

沖縄には飛行機でいくよ

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